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【朝鮮日報】「日本は過去にとらわれている」…10年滞在の英BBC東京特派員が冷ややかに評した理由とは

1: 仮面ウニダー ★ 2023/01/25(水) 10:14:36.35 ID:sHZMTrg8
日本で10年間特派員を務めた英BBC放送の記者が日本を離れるにあたり、「日本は未来だった、しかし今では過去にとらわれている」と評するコラムを22日に掲載した。

 BBCのルーパート・ウィングフィールド=ヘイズ記者は10年間にわたる東京特派員生活を終え、自身の経験を振り返る記事で、「現在、アメリカとヨーロッパが今日の中国の経済力の成長を恐れているように、かつては強力な日本経済の台頭を恐れていた。しかし、世界が 予想した日本は結局出現しなかった」と書いた。

 ヘイズ記者は「日本の経済は依然として世界第3位の規模であり、殺人事件の発生率は低く、政治的対立は少ない『平和な国』だ」としながらも、非効率的な官僚主義や深刻な高齢化、そして外国人に閉鎖的な文化などを理由に、「日本は何十年も低迷して成長できず、行き詰まっている」と分析した。

 ヘイズ記者は非効率的な官僚主義の例として、1924年に日本のある町で氷河時代のナウマン象の化石が発見されたことにちなみ、町のすべてのマンホールのふたに象の姿がデザインされた事例を挙げた。同記者は「日本の官僚主義は時に恐ろしいほどだし、巨額の公金が意義の疑わしい活動に注ぎ込まれている」と書いた。そして、「有名なゾウの姿をあしらったマンホールふたを『町のすべてのマンホールに使おう』と誰かが決めたのだ」「日本がどうして世界最大の公的債務国になったか、理解するヒントになる」と述べた。

 ヘイズ記者はまた、日本人の3割が60歳を超えていることを指摘し、地方の老年層支配勢力が長期間変わっていないことも停滞の理由として挙げた。同記者は「明治維新や第二次大戦敗戦後も生き残った、圧倒的に男性中心のこの国の支配層は『日本は特別だ』という確信とナショナリズムに彩られている。第二次世界大戦において、『日本は加害者ではなく被害者だった』とこの支配層は信じている」と指摘した。さらに、安倍晋三元首相の祖父・岸信介が戦犯容疑者として逮捕されたのにもかかわらず、自由民主党の結党に参加して首相になったことも指摘した。

 ヘイズ記者は、日本では外国人に対する拒否感が強いことも、日本を過去の沼に閉じ込めている原因だと分析した。その例として、千葉県のある村で自身が経験したことを書いている。この村の住民は60人で、人口減少により消滅の危機にひんしている。同記者によると、ある高齢男性が「自分たちがいなくなったら、だれが墓の世話をするんだ」と嘆いたという。この言葉に同記者が「たとえば、私が家族を連れてここに住んだら、どう思いますか」と尋ねると、高齢男性は戸惑いながら、「それには、私たちの暮らし方を学んでもらわないと。簡単なことじゃない」と答えたとそうだ。これについて、同記者は「この村は消滅へと向かっていた。それでも(高齢男性は)『よそもの』に侵入されるかと思うと、なぜかそのほうがこの人たちには受け入れがたいのだ」と書いた。

 ただし、ヘイズ記者はこうしたさまざまな息の詰まる状況にもかかわらず、過去10年間にわたり日本の食べ物や居心地の良い環境、親切な人々に慣れ親しみ、愛着を抱いていることもつづっている。同記者は「それでもなお、私は日本のことを懐かしく思うだろう」「『新たに繁栄するには、日本は変化を受け入れなくてはならない』と私は頭の中では思っているが、日本をこれほど特別な場所にしているものをこの国が失うのかと思うと、心は痛む」と書いてこの文章をしめくくった。

パク・ソンミン記者

チョソン・ドットコム/朝鮮日報日本語版 記事入力 : 2023/01/25 10:01
https://www.chosunonline.com/site/data/html_dir/2023/01/25/2023012580032.html

※関連記事
日本は未来だった、しかし今では過去にとらわれている BBC東京特派員が振り返る
https://www.bbc.com/japanese/features-and-analysis-64357046

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【韓国・ソウル新聞】2020年の外交を考える

1: ハニィみるく(17歳) ★ 2019/12/19(木) 10:48:48.26 ID:CAP_USER
(写真)
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▲ ファン・ソンギ平和研究所所長
____________________________________________________________

2019年の韓国外交は甘く見積もってもD単位程度だ。南北首脳会談3回、北米を仲栽した2018年は『外交の力』が際立ったが1年で色褪せた。文在寅(ムン・ジェイン)政権の外交に欠陥があったというより、我々の国力と外交力ではどうしようもない強敵や難題が幾重にも重なり合い、韓半島(朝鮮半島)を取り囲んでいるからである。

文在寅政権が執拗にこだわっていた南北関係は、事実上破綻直前にきている。南北の接触と交流がゼロに近い年となった。北韓(北朝鮮)メディアは文大統領を「珍しい図々しい人」と呼んだ。米国は彼らの必要に基づき、韓国に軍人2万8500人を駐屯させて戦略資産を展開する費用まで請求し、ドナルド・トランプ大統領以下の当局者らが一致団結して品格のない駄々をこねている。

中国も同じである。王毅(わん・いー)外交部長がソウルに来て、『覇凌主義(いじめ主義)』を掲げながら米国の悪口を言い続けて行った。駐韓中国大使のほかに気の毒な者は、習近平(しー・ちんぴん)国家主席の訪韓前までにTHAAD(高高度ミサイル防御体系)、米国の中距離ミサイル問題を解決せよと大口を叩く。傍若無人の極致だ。日本は強制動員判決の外交的解決も図らず、経済制裁まで加えた。歴史問題は水面下で解決しようとしていた以前の日本は跡形もなく、手にした刀を振り下ろす直前である。我が国の国民の周辺国首脳の好感度を尋ねた調査で、懸案がないロシアのウラジーミル・プーチン大統領が1位(17%)を占めたのは皮肉なことだ(韓国ギャロップ11月22日調査=トランプ・習近平15%、金正恩9%、安倍3%)。

2020年になれば、四面楚歌の韓国外交にも変曲点が訪れるのだろうか。展望は明るくない。北朝鮮、米中日と関わる今の課題は、より膨張して困難になっても良くなることはないと思う。後に退くことのない外交問題の根源は、米中の覇権競争である。二つの大国の対立は、北東アジアの安保情勢を転機に追い込み、韓米、韓中、韓日、南北関係を規定する巨大なファクターとして作用する。

米中の貿易摩擦は収拾したが、軍事・地域・技術の覇権争いはより一層本格化するはずだ。いつまで我々が二つの大国の間に挟まれて危険な綱渡り、機械的中立を維持できるのかは疑問である。仮に維持したとしても、当分はTHAADの本格配備は最大限持ち越して、間もなく近づいた米国の中距離ミサイルの韓半島配置の要求は断固として拒否するしかない。

来春の習主席の訪韓は、韓中関係と韓半島情勢を見積もるイベントだ。

(略)

日本は我々に謝罪する気がない。2015年8月14日の敗戦70周年の安倍談話の核心でもある。 多くの日本人が歴史は清算されたと思っている。歴史問題を我々が願う方向に導けなくなったこと、認めなければならない。政府が1965年の韓日請求権協定に手をつける自信がなければ、「強制動員問題は我々が解決する」と宣言するのが正しい。過去史は日本に重い負債として押し付けるという、逆の発想が必要である。日本が安保の構図から我々を除こうが含もうが、彼らの自由だから勝手にすべきだ。

最も難しいのが南北である。
(略)

このような課題を実現するなら青瓦台(大統領府)と政府の外交ラインを大胆に改編することを勧める。韓日軍事情報保護協定(GSOMIA)の破棄がもたらす波紋も計算できなかった無能な者たちに、2020年の外交を任せることはできない。地政学的な力の論理が激化して衝突も避けられない来年、信じられるのは『外交の力』だけだ。

ソース:ソウル新聞(韓国語)
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20191219031012

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【韓国】 真の脱日本を決断する時~原爆ドームを訪れる西洋人は問題の本質を分かっているのか

1: 蚯蚓φ ★ 2019/08/23(金) 16:04:26.26 ID:CAP_USER
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偶然の機会に二編の映画を見た。
(中略:映画"Hidden Figures"と"Green Book"の紹介)

先月、夏の雨が強く降った日、世界遺産の「原爆ドーム」の保存管理実態を調査するため研究室の学生たちと広島を訪れた。そこで会った原爆ドーム周辺にあふれる金髪の西洋人らの存在は私達を当惑させた。彼らは何を考えて広島を訪れたのだろうか?1泊2日の間、私たちが歩いた動線は彼らの動線とほぼ一致し、疑問を感じ始めた。彼らは何のためにここまできたのだろうか?誰を追悼しているのだろうか?問題の本質を正しく知っているのだろうか?

広島平和公園と原爆死亡者追悼平和記念館のあちこちで見た深刻な彼らの表情の中に世界征服という妄想で起こした侵略戦争の加害者が被害者に逆転し、また、もしかして蛮行の主体が消えるかもしれないと心配だった。公園の片方すみに位置する韓国人原爆犠牲者慰霊碑の前でわずかな権利も持てないまま被害者としてだけ生きて死んだ3万以上の先祖の恨を抱いた叫びに胸が痛んだ。

アベが主導する歴史修正主義の証拠は様々な局面に現れる。最も明確な証拠は強制動員と日本軍慰安婦問題にあらわれる。2015年世界遺産登録された「明治産業革命遺産」の1カ所である軍艦島。強制動員で私たちには恨が極に達した廃虚の海底炭鉱であるものを、アベ政府は4年で特別な国際観光地に加工してしまった。さらに産業施設ではなかったのに明治産業革命遺産に含まれた不思議な遺産の「松下村塾」を活用したもう一つの陰謀を進めている。
(中略:松下村塾の説明など)

昨今の状況に追いこんできたアベ政府の判断の根底には、死や障害または各種後遺症で生き残った犠牲者たちの人権は無視したまま密室で合意した対日請求権がある。また、過去70年余りの間、明治と昭和天皇時代に帝国主義侵略野心で犯したあらゆる蛮行の歴史を美化・わい曲して自国民に教えてきた偽りの歴史をさらに強く不正で隠そうとする傲慢がかくれている。

だから今が重要なのだ。政治力に押されて再び適当にごまかして終わらせれば、自国の先祖の悪辣な蛮行を記憶さえできない日本人の前で私たちは何も主張できないだろう。彼らの加害が植民という名前で正当化され、それを越えて彼らが被害者と認識される可能性があることを私たちは徹底的に警戒すべきだ。

強力な決断が必要な時だ。日本NO国民運動でさらに数歩進まなければならない。正義と公議の時代精神で徹底的に武装し、日本に勝てる義に徹して充実した能力を育て、全国民と国際社会の共感と支援を引き出せる信頼探しに超集中しなければならない。

今この時間は真の脱日本の名分を確立し、実践する明白なゴールデンタイムだ。

カン・ドンジン慶星(キョンソン)大都市工学科教授
no title


ソース:国際新聞(韓国語)<[江東(カンドン)陣コラム]真の脱日本を決断する時>
http://www.kookje.co.kr/news2011/asp/newsbody.asp?code=1700&key=20190823.22026009363

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【中央日報】 1905年の東京、2019年の東京 (過去、現在の韓国の孤立を言いたい内容です)

1: 荒波φ ★ 2019/06/07(金) 09:20:30.59 ID:CAP_USER
「令和」で新時代を開いた日本列島は活力にあふれている。息を吹き返したのは経済だけではない。世界の耳目を集める安倍首相の華やかな外交術は萎縮していた国民の気持ちを鼓舞している。トランプ大統領の3泊4日の国賓訪問に続き、今月末に大阪で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会議(サミット)、そして2020東京オリンピック(五輪)…。

東京で三晩を過ごしたトランプ大統領の異例のスケジュールは「失われた20年」で崩れたこの国の国民の自負心を再び奮い立たせている。安倍首相とゴルフ→相撲の競技観覧→徳仁天皇夫婦と皇宮晩さん→首脳会談→海上自衛隊基地訪問は質的に変わった日米関係を含蓄している。ある知韓派は「時代が変わり、同時に国際社会で日本の地位が変わっているという自負心が日本国民の間に広がっている」と伝えた。

日本経済新聞はトランプ大統領当選者時期を含めて安倍首相と合計11回、25時間45分間会談したとし、両首脳の密着ぶりを報じた。

韓国が排除された日米の癒着は危険の兆候だ。過去の歴史がそれを見せている。日帝に国を奪われた100余年前、韓国は「国際孤児」だった。日本は高度な外交術で中国・米国・英国・ロシアをうまく料理して、韓半島から一つずつ手を引かせた。韓国を国際社会から孤立させて強大国の外交的介入を封じ込めたのだ。桂・タフト密約がその決定版だ。

1905年7月、ルーズベルト大統領の特使としてフィリピンに向かったタフト(陸軍長官)は東京に立ち寄って桂太郎(内閣総理大臣)と密談する。公式外交文書も、協定もない秘密対話にすぎないが、韓半島(朝鮮半島)植民統治の端緒になった歴史的事件だった。「日本が米国のフィリピン支配を認める代わりに、米国も日本の韓半島支配を承認する」。

後日、米国歴史学者タイラーが発見して世の中に知らせていなかったら、永遠に歴史の中の謎として残ることになったかもしれない秘密対話録、その内容があきれる。日本のロシア侵略に懸念を表したタフトに、桂はこのように言う。「東アジアの平和を守るには大韓帝国がロシアのような外勢を引き込まないようにしなければならない。日本がロシアと戦争を行ったことは平和を守るためのものであって(米国支配下にあった)フィリピンを叩こうとしたわけではない」。

米国を安心させた桂は英国(8月、第二次日英同盟)、ロシア(9月、ポーツマス条約)と相次いで条約を結び、日本の韓半島支配権を確保する。同年11月17日、大韓帝国の外交権を剥奪する乙巳勒約(第二次日韓協約)を強制締結して、5年後の1910年8月29日には主権を完全に剥奪する。銃一つ撃たないで、韓半島を飲み込んでしまったのだ。「外交は銃声のない戦争」という比喩がぴったりのケースだ。

東京から見た韓国外交にはがっかりせざるをえない。懸念を越えて危険水位に向かっているようで、ヒヤヒヤする。55年間の伝統友好国である韓国は、東京に4日も滞在したトランプ大統領の訪韓をついに成功させることができなかった。むしろトランプは「条件つけずに金正恩(キム・ジョンウン)と会いたい」という安倍を支援し、日本をアジア政策の核心軸とするという意志を明確にした。

米国大統領としては初めて、航空母艦に改造可能な「いずも」級護衛艦「かが」に乗艦し、強固な日米同盟を誇示した。中国の「一帯一路」に対応するために出した「インド太平洋戦略」強化次元で、日米印間の3カ国首脳会談を開催するといったが、韓日首脳会談に対しては確答をしていない。

強制徴用被害者の賠償問題も出口が見えない。東京で会った人々は、一様に韓国を法と約束を守らない国だとこきおろす。「できることなら韓国と最初から取り引きしないでいられないか、というのが最近の日本の人々の率直な心情」という日本記者の話が肺腑を衝く。

韓国政府は黙殺無返答だ。国際社会の不信が深まっているにもかかわらずお気楽そのものだ。政府が消極的なら執権与党でも先頭に立とうとするはずだが、一肌脱ごうという勇気のある政治家も見られない。政界は外交機密漏洩をめぐって与野党間相互告訴・告発戦だけに気を取られている。与野を離れて国益のために知恵を絞り出そうという提案も、論争も蒸発してしまった。知日派を自任した政治家たちでさえ、どうしたことか口を閉ざしている。

110年前、国際情勢に暗かった大韓帝国は「強要された孤立」で国を失った。なのに、先進国への仲間入りを目前にしている中堅国家の大韓民国が、孤立無援の境遇を自ら招いているのはどうしてなのか。異国の地で感じる外交の不在がこれ以上なく物悲しい。


2019年06月07日07時32分 [中央日報/中央日報日本語版]
https://japanese.joins.com/article/189/254189.html?servcode=100&sectcode=140

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【阿比留瑠比の極言御免】 韓国を冷静に突き放す10億円~「お人よしの善意」ではなく、道徳的優位に立った外交できる

1: 蚯蚓φ ★@無断転載は禁止 2016/08/01(月) 01:25:15.02 ID:CAP_USER
 昨年12月の日韓合意に基づき、韓国政府が28日に設立する元慰安婦の支援財団に対し、日本政府が近く10億円を拠出する運びとなっていることに、主に保守派から異論や批判が噴出している。いわく「お人よしすぎる」「また韓国にただ取りされる」「善意は通用しない」…などの意見である。そうした懸念が表明されるのも当然だろう。

 自民党側からも、6月1日の外交・経済連携本部などの会合では、ソウルの日本大使館前に不法に建てられた慰安婦像の撤去前に、10億円を出すことへの疑問や不満の声が相次いだ。

 日韓合意履行に向けて、韓国側にさしたる動きが見えないのに、日本側ばかりがことを進めることに不安を覚えるのも、これまたごく自然なことである。

 ただ、その気持ちはよく分かるものの、筆者の見解は異なる。安倍晋三内閣はお人よしの善意に基づいて10億円を拠出しようとしているのではなく、むしろ、冷静に韓国を突き放そうという狙いがあるからこそ、さっさと10億円を韓国側に渡してしまおうとしているのではないか。

 筆者は月刊「正論」3月号での現代史家の秦郁彦氏との対談で、日韓合意の意義について「日韓間の政治問題だった慰安婦問題が、日韓合意によって韓国の国内問題になったことだ」と述べ、こう続けた。

 「合意によってこれで例えば韓国が国内の(韓国挺身隊問題対策協議会などの)反対勢力の説得に失敗しようが、新しく立ち上がるはずの基金(財団)が頓挫しようが、もうそれは全て韓国の問題なのです」

 この見方は現在も変わらない。一方、インターネット上などでは韓国政府が設立する財団がかつてのアジア女性基金の二の舞になり、カネを食うだけで問題解決にはつながらず、失敗に終わるのではないかという危惧も示されている。

 だが、今回の財団は以前の基金とはまるで性質が違う。アジア女性基金は日本側が日本国内でつくったものだが、今度は韓国側が韓国内に設置するのであり、その成否や運営に責任を持たざるを得ないのは、あくまで韓国政府なのである。

 それでは、日本大使館前の目障りな慰安婦像はどうなのか。確かに日韓合意ではこの点に関して、「関係団体(挺対協など)との協議を行う等を通じ、適切に解決されるよう努力する」と明示されている。

 とはいえ、政権基盤が弱体化している朴(パク)槿恵(クネ)政権が韓国政府の政策に「拒否権を持つ」(元韓国外務省幹部)とまでいわれた圧力団体、挺対協をそう簡単に説得できるとは、日本側もはなから思ってはいまい。

 本当に慰安婦像の撤去・移転が実現すれば歓迎するが、現状の韓国政府の不作為にしても、日本側にとっては当初から半ば織り込み済みのことだろう。それならばこっちは素早く10億円を拠出してしまい、あとは韓国側の合意不履行を責めて、道徳的優位に立った外交を行えばよかろう。

 日韓合意があるにもかかわらず、公館の威厳の侵害を禁止した国際法(ウィーン条約)に抵触する慰安婦像を放置し続ける韓国のありようを、国際会議などの場で取り上げるのもいい。

 特定非営利活動法人「言論NPO」などの発表によると、日韓合意を「評価する」人は日本では47.9%なのに対し、韓国では28.1%にとどまっている。韓国側がより多く不満に感じてることが、この合意の持つ意味を表していよう。

(論説委員兼政治部編集委員)

ソース:産経ビズ<韓国を冷静に突き放す10億円 「お人よしの善意」ではなく、むしろ…>
http://www.sankeibiz.jp/macro/news/160731/mca1607311702002-n1.htm

関連スレ:【慰安婦合意】 10億円払って「道徳的優位」を云々する日本~その浅はかな表現に日本外交の退行が見える[07/29]
http://mint.2ch.net/test/read.cgi/news4plus/1469801793/

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