脱亜論

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▲ 『少女像』の風船人形作って嘲弄する日本の右翼勢力。
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日本で行われたあるイベントで、慰安婦被害者を連想させる『風船人形』が登場した。映像を見た（韓国）国内のネチズンは、「慰安婦被害者を嘲笑している」という怒り混じりの反応を見せた。

このイベントは、日本の極右政治勢力である『日本第一党』の主催で去る21日から22日まで行われた『>>2022東京トリエンナーレ』である。
※=YouTubeのタイトルは『東京トリカエナハーレ2022』。

26日、あるYouTubeチャンネルにイベント当日の映像がアップされた。映像にはある男性が拍手を受けながら登場する。

パフォーマンスを繰り広げた男性は、『日本第一党』のサクライ・マコト（桜井誠）である。

嫌韓としてよく知られているマコトは、反韓人種主義団体である在特会（在日特権を許さない市民の会）の会長を務めた。

彼はこれに先立ち、平和の少女像を嘲笑するパフォーマンスで慰安婦被害者を侮辱するとともに、嫌韓デモを主導した人物でもある。

自身のデモ現場を取材していた韓国の取材陣を露骨に嘲弄したり、表現の自由という名目の下で慰安婦と歴史を嘲弄する展示会も開いた。

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▲ 『少女像』の風船人形作って嘲弄する日本の右翼勢力。

┃『平和の少女像』を戯画化･･･性売買を連想させる行為も

映像でマコトは、白のチョゴリ（上着）と黒くて長いチマ（スカート）の姿で登場する。肩には黄色い紙の人形も付いている。慰安婦被害の象徴である『平和の少女像』を、戯画化した姿のように見える。

そこで彼は白いチョゴリ、黒いチマの姿の風船人形の間に座り、人形に空気を吹き込むパフォーマンスを繰り広げた。

男性が倒れていた人形に空気入れで空気を吹き込むと、人形は徐々に起き上がった。空気が入った人形は、足を開いた状態で椅子に座った形になる。

マコトは、「実際の少女像はここ（肩に）インコが乗っているようだが、おもちゃのお金（おかね）で作った。当時、決して強制連行ではなく、ちゃんと対価をもらっていたことを意味する」と話した。

イベントのシーンが収められた映像と写真は、各種のオンラインコミュニティーやSNSを通じて急速に拡散した。

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▲ 『少女像』の風船人形作って嘲弄する日本の右翼勢力。彼は風船人形の間に座り、人形に空気を吹き込むパフォーマンスを繰り広げた。

┃サクライ・マコト、過去に「慰安婦は売春婦」の妄言も

サクライ・マコトは過去に、タレントのクム・グラと会っている。

とある番組でキム・グラと歴史学者のシム・ヨンファンは、サクライ・マコトに会うために『日本第一党』を訪ねた際、耳を塞ぎたくなるような嫌韓発言を聞かされた。

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▲ 『日本第一党』のサクライ・マコト。

当時、マコトはキム・グラに対し、「日本は朝鮮を侵略していない。必ず “売春婦” と通訳してほしい」とし、「慰安婦は戦争中にお金（おかね）をもらっていた」と話した。

するとキム・グラは、「それは違う」と怒りながら断固として答えた。

一方、この日のイベントはYouTubeで生中継され、一部のネチズンたちは後援金を出してコメントもつけた。

（キム・チェヒョン記者）

ソース：ソウル新聞（韓国語）
https://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20220527500002&