脱亜論

◆ＩＯＣ マクドナルドとの最高クラスのスポンサー契約終了

ＩＯＣ＝国際オリンピック委員会は、アメリカの外食大手、マクドナルドとの間で２０年間結んでいた最高クラスのスポンサー契約を終えることになったと発表しました。
それによりますと、ＩＯＣとマクドナルドは、自社製品や広告にオリンピックのシンボルマークを独占的に使える最高クラスのスポンサー契約を終えることで合意したということです。

マクドナルドは、１９７６年から各国や地域のオリンピック委員会などとのスポンサー契約を結び始め、１９９７年からはＩＯＣと１つの業種につき１社に限られ、トップパートナーと呼ばれる最高クラスの契約を２０年間結んできました。

契約終了について、マクドナルドの担当者は、「世界的な成長計画の一環として、ビジネスにおいての側面を再考し、ＩＯＣとともに結論に至った。オリンピックムーブメントを支えてこられたことを誇りに思っているし、長年にわたる支援に感謝したい」とコメントを出しました。

また、ＩＯＣの担当者は「急速なビジネス環境の進化でマクドナルドが、さまざまなビジネスの優先事項に焦点を当てていることは理解できる。何十年にもわたり、オリンピックムーブメントに貢献してくれたことに感謝する」とコメントを出しました。

マクドナルドの契約終了で、ＩＯＣと最高クラスのスポンサー契約を結んでいるのは１２社となりました。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170616/k10011020801000.html

◆マクドナルド、ＩＯＣスポンサー撤退　約３年の契約残し

２０１３年に会長に就任し、五輪改革を進めるＩＯＣのバッハ会長。最高位のスポンサーの契約解除はＩＯＣにとっても痛手だ

国際オリンピック委員会（ＩＯＣ）は１６日、長年、最高位（ＴＯＰ）スポンサーだった米ファストフード大手、マクドナルドと話し合い、契約を即時に打ち切ることで合意したことを発表した。契約期間を約３年残しての解除は異例。

マクドナルドは世界的な成長戦略の練り直しが理由と説明している。ＩＯＣのルメ・マーケティング担当は「めまぐるしく変わる経済界で、マクドナルドはこれまでと違う優先順位でビジネスに集中することになったと理解している」とコメントした。

しかし、来年２月に開かれる平昌冬季五輪については韓国の国内限定の協賛企業として残り、五輪公園内や選手村に店を出す。

マクドナルドがＩＯＣのスポンサーになったのは１９７６年にさかのぼる。

ＴＯＰは１業種１社で協賛企業を募る形だが、ＩＯＣはすぐ代替の企業を探す予定はないという。

ＴＯＰスポンサーは五輪マークを世界中で自社製品の宣伝に使える。マクドナルドが抜けた後の契約企業は１２社で、日本からはパナソニック、ブリヂストン、トヨタ自動車の３社。

http://www.asahi.com/articles/ASK6J6WGYK6JUTQP01R.html