脱亜論

２０１８年平昌冬季五輪まであと３年。だが、競技場建設の遅れや予算不足などの話題も多く、独自開催を危ぶむ声も聞かれる。

そんな中、１５日の聯合ニュースは、ソウルで開かれた今回の４大陸選手権で優勝したカザフスタンのデニス・テン（２１）と羽生結弦（２１）
が、平昌五輪の目玉として期待されていると報じた。

今大会の男子シングルで、テンは歴代３位となる記録を叩きだし、次回五輪で注目される選手の仲間入りをした。「もっと大きな夢がある」
と五輪に対する抱負を語ったが、羽生が金メダルの大きな壁として立ちはだかる。記事によると、羽生とテンがこれから３年間、ライバル
として闘い続けるなら、二人の試合が平昌五輪の目玉になるだろうと予測した。

テンは、韓国で、旧韓末の独立運動家・閔肯鎬（ミン・グンホ）義兵長の玄孫（やしゃご）として広く知られている選手。今大会では優勝後、
「韓国は第二の故郷。この優勝をカザフスタンと韓国国民に捧げる」と語り、人気はうなぎのぼり。

記事は、少女漫画の主人公のような羽生とカリスマ性の強いテンの闘いは興行要素として申し分ないが、テンが羽生を脅かすレベルまで
成長するかどうかが課題だと分析している。

このニュースに対し、韓国ネットユーザーからは多くのコメントが寄せられている。一部を紹介しよう。

「デニス・テン、パトリック・チャン、高橋大輔のマッチは、素晴らしかった。だが、羽生はバランスが崩れているので、チャンピオンとしては
ちょっと・・・。点数が高いだけではファンの愛情は受けられない」

「羽生は７回転んでも点数が高い。１０回転んでも変わらないだろう。羽生は日本の恩恵を受けている」

「歴代最強のスキルを持ったパトリック・チャンを忘れるな。羽生がソチのチャンピオンだけど、羽生ほど転んでチャンピオンになった人は
いない。日本以外の世界のマスコミがソチ男子シングルはチャンピオン空席のまま受賞式を行なったほうがいいと書いた」

「羽生は国籍で得している」

「今回はすごかった。デニス・テンの実力はすごい」

「二人とも好き。あまりライバル構図にしないでもらいたい」

「羽生、テン、チャンが出場すれば、すごいことになる。３人ともクリーンなら、誰が勝つのだろう」

「浅田真央は日本の恩恵をたっぷり受けているけど、羽生はクリーンな軌跡を起こしている」

「正直、韓国はデニス・テンに何もしていない。デニス・テンが日章旗を使っても文句は言えないよ」

「韓国氷床協会はデニス・テンを韓国に帰化させろ」

「羽生ファイト！五輪２連杯！」

「平昌五輪はもうやめたほうがいい。自治体の災難規模じゃなく、国家の災難になるだろう」

「平昌五輪の金メダルはパトリック・チャン。２０１１年から今までの羽生の演技をみろ。第二の浅田真央だ。ジャンプ技術しかない」

「４大陸で高い点数をもらったくらいで、羽生のライバルになれるか？経歴から見ても比較にならない」

（編集翻訳　ＭＪ）

ソース：Focus-Asia　2015年02月20日
http://www.focus-asia.com/socioeconomy/photonews/409549/