脱亜論

複数の韓国メディアによると、京畿道金浦市の南北軍事境界線近くにある愛妓峰の鉄塔が、韓国軍の現場師団の独断で撤去され、
報道でこれを知った朴槿恵大統領が激怒していたことが明らかになった。

問題の鉄塔は、国旗掲揚代として１９７１年に建てられた。クリスマスにはイルミネーションなどで飾られるが、国境からわずか３キロの
高台にあるために、北朝鮮は「宣伝施設だ」などとして撤去を求めてきたもの。

韓国政府関係者によると、朴大統領は１０月２２日の撤去を伝えた報道で初めてこの事実を知り、内部会議の席上で、「なぜ電飾塔を
無くしたのか、誰が決定したのか」と怒鳴ったという。また、韓民求国防部長官や柳吉在統一部長官も、相次いで国会で「マスコミの
報道後に知った」などと証言した。

これに対し、軍関係者は１０月１５～１６日に工兵隊によって撤去が行われたことを明かしたうえで、「鉄塔は昨年１１月に軍の安全診断
でＤ級判定を受け、来年３月、金浦市が撤去する予定だったが、観光客の安全を考慮して、師団長が早期撤去を指示した」と釈明して
いるという。

韓国メディアからは、南北間の争点の一つでもあった鉄塔が現場判断だけで撤去されたことで「政府の対北朝鮮政策の立案、執行、
管理能力に、大きな問題がある」といった指摘が出ている。

これに対し、韓国ネットユーザーからは多くのコメントが寄せられている。一部を紹介しよう。

「愛妓峰の電飾塔が象徴する意味が大きいのに、国防部や統一部は報道を見て知ったと… 国防部はニュースで初めて戦争のぼっ発を知る訳か」

「大型スクリーンで韓国ドラマ放映してみな！！効果てきめんだ！！」

「安全を口実に一介の師団長が無謀にも…もっと慎重に議論すべきだった」

「師団長～思想を疑うよ～～～～～～～～！！！！！全羅道出身か？？？？？？？？？？？？？？？」

「将兵の安全のために長年設置していた塔を解体？こんなんで国防を任せられるか。いっそ武器を手放した方が安全なのでは？」

「俺の見るところ、大統領の周りに能力ある奴がいないようだ…どいつもこいつも馬鹿」

「やはり朴槿惠大統領だ。だから支持せずにはいられない。愛妓峰の塔をこの時期に撤去するなどもってのほか…」

「すごい！！ナイスです～～～クネ姉さま～」

「誰が撤去したのか、背後に誰かがいるのか、調査すべき事柄だ」

「プハハ……この国には政府があるのか、ないのか？？無政府状態か？？撤去しても知らなかったよ大統領…国防部、統一部も知らなかったよ…
お前ら何する人間だ？？こんなのが政府？？」

「百戦百敗だな」

「どこまでふざけるつもりだ。無能すぎる政府！！！」

（編集　兼田）

ソース：XINHUA　2014年11月01日
http://www.xinhua.jp/socioeconomy/photonews/400262/